大人の手足口病闘病記(11月~12月)

昨年(2017年11月)に手足口病にかかりました。

発症から治癒までの記録と、今後大人の方で手足口病にかかった方の参考になればと思い、こちらに投稿させて頂きます。




・1日目というか今思えば初期症状

唾を飲み込む際に痛みを感じた。乾燥のじきであったため喉の奥が炎症で腫れているのかと思い、イソジンうがい薬とのど飴、R-1ヨーグルトで悪化しないように対応した。


・2日目

変わらず喉の奥に痛みあり。昨日より痛みが広がっている。鏡で喉の奥を見てみると、白い物体があるのに気づく。唾さえ飲むのが痛いのでご飯を控える。また、左手薬指第二関節と第三関節の間にひとつポツっと発疹が見られる。体が重く感じ、体の節々に痛みを感じた。熱を測ると37.4℃であった。(平熱高めだったのであまり気にはしなかった)


ここでひとつ思い当たったのが【手足口病】

当方、手足口病に関しての知識が少しあったため、手足口病を疑いネットで検索するが、特効薬は無いとのこと。うーーむ、どうすれば…この日もイソジンうがい薬とのど飴、R-1ヨーグルトで対応。


・3日目

朝起きると左手にひとつだけあった発疹が右手薬指にもあった。口を開けてみると、白いポツポツが一気に増えており、唾を飲むのも苦痛。手足口病だとするとこの白いポツポツは口内炎。この日からご飯がほぼ食べられなくなった。奇跡的に(①お味噌汁、茶碗蒸し、プリン、ヨーグルトが飲めたため、味噌汁)で凌ぐ。お腹はすくんだよ…口以外は元気なんだもん…プリンとか一気に3つ食べちゃった!


・4日目

手の発疹はどんどん増えていく。手も握るとピリピリした感じがする。足にも発疹ができてきた。幸い、歩けないほどの痛みはない。が、歩くとたまに痛い。口の内側は腫れ、話すのも痛い。舌にもできたため、何をするにも痛みを感じる。


さすがにこれ以上酷くなるのは怖いと思い、通院。診断は、症状からも典型的な手足口病とのこと。あーー、そうですよね。やはり特効薬は無く、処方されたのは口内炎の軟膏薬と手足に塗る保護クリーム軟膏薬。口内炎の薬は歯磨きのあとに、口の中の水気を取り、軟膏薬を擦り付ける。これがまた難しい。私が痛かったのは喉の奥や舌の付け根だったため、届かないしおえっとする。大変だった…。手足口病は感染症だが出勤停止ではないため、医者的には行って大丈夫、あとは上司と相談とのこと。


【口内炎が痛くて食べれないとは思うけど、食べないと栄養取れなくて治るのも遅くなる。だから、大変だろうけどいろんなものを食べてみて食べられるものを見つけてみて】と言われました。この4日間あまりご飯食べてなかったので、栄養ないじゃん!と思い、帰りにスーパーでいろいろ食べれそうなものを買ってみる。…お腹は空いてる私。誘惑がやばかった…口内炎治ったら食べてやる…焼肉とオムライスとカルボナーラとかに玉とお寿司とカレーと…etc


私が試したもの。

食べられる→茶碗蒸し、プリン、汁物(味噌汁、薄くしたワンタンスープ)、ヨーグルト、ナタデココゼリー、ほうれん草の胡麻和え、ひじきの煮物

痛くて食べられなかったもの→固形物(チョコレート、しゅうまい(醤油がかかってた))、りんご(固形だと口内炎に当たって痛かったのですりおろした)、バナナ(バナナは大丈夫だろうと思って気にせず食べたら激痛!!口内炎にしみて、1時間くらい痛みが引かなかった(;o;)、ウィダー(1番痛い時に飲んだからかな?)


【本当に人それぞれらしいので、いろいろ試してみてください!】

(バナナやウィダーは痛かったとお医者さんに伝えたら、珍しいねと言われた)


・5日目

口内炎も手足の発疹も広がるばかりだが、手のピリピリ感は無くなってきた。ご飯は変わらず上記のもので過ごす。…お腹減ってるのになぁ。夕方になって、口の中の口内炎の痛みがやや減った感じがするが、口の内側両サイドと舌の歯とぶつかる部分の口内炎が痛い。


・6日目

朝起きると、口内炎もややおさまってきており、手のひらの発疹の赤みも薄れてきている。しかし、指のあたりなど細かい湿疹が増えていた。


お昼はお腹は空くが、その時間を乗り越えると、食べなくてもあまり気にならなくなった。しかし、栄養を取らないと他の病気にもなりかねないので、積極的に食べられるものを食べるようにした。


夜、口内炎も治りつつあり、スーパーに行くと食べたい誘惑があり過ぎて、ツナマヨ巻きを購入。小さく切られている巻き寿司をさらに半分にし、ゆっくり食べていく。……食べられた!舌の左側の口内炎が痛いため、右側の方で食べれば痛くない!!!なんだか嬉しくて泣けてきた!!!


・7日目

だいぶ発疹も減ってきた。1,2日目からできている3つのBB弾程の大きさの発疹は水疱になりいまだ存在している。これはしぶとそうだ。破れると痛そう。


お昼ご飯に、麺類が食べたくなって、そうめんを食べる。母からのアドバイスで、味噌汁が飲めたこともあり、味噌ベースの野菜スープ。野菜を煮た所に一緒にそうめんを入れるとトロトロになるとのこと。これもまた食べることができた。治りつつあることに嬉しさを感じる。


・8日目

朝、口の中を確認してみると口内炎は見当たらず、舌の歯が当たるところがあるのだが、そこの口内炎がひとつ痛いだけであった。手足の発疹は薄れてきて、水泡から固まってカサブタのようになってきた。口内炎が治ったので、ほぼ普段通りの食事が採れる。1週間ほぼ食べてなかったから、少しずつ食べたいものを食べていく


・それ以降

口内炎や発疹が再発することはなく、2週間後にはカサブタになった発疹がぺリッと剥がれた。あとが完全に無くなるのは発症から1ヶ月ほどかかった。


・大人の手足口病を経験して

どこがピークだかがわからないのが怖かった。これ以上増えて、話に聞くように歩けないほどの激痛だったら…口内炎が痛過ぎて食べられない期間が何週間つづくの…大人の手足口病はひとそれぞれで特効薬も無く、口の中の状態は自分でしかわからないため、手探りの日々であった。今年は就学前の子どもたちの間でも冬に流行っていた手足口病。季節の変わり目で私も気づかないうちに疲れが溜まっていたのだろう。


私の闘病記はこれで終了。3,4,5日目がピークであり、それ以降は少しずつだが治りを感じられた。


【大人の手足口病は、症状は人それぞれ。特効薬は無く、症状に合わせた薬を処方されるが、口内炎には病院で処方された薬の方が断然効いたので、早めに受診することをおすすめしたい。】


僭越ながら私の記事を読んでいただきありがとうございます。皆様の症状も早く治りますように…。